8月はクリント・イーストウッドです2012/08/07 14:11

映画専門雑誌「スクリーン」の付録カレンダーのシリーズ。8月はクリント・イーストウッドでした。
多分一番最初に見た映画は「続夕陽のガンマン」だと思う。3本立て映画の1本で、フレッド・アステアの「あしながおじさん」がもう1本。残りは忘れた。
当初の印象は、セリフがほとんどない印象で、小学生の僕にとっては退屈だった。しかし字幕にあった「おれ良い奴」「オレ悪い奴」というのは深く記憶に留めることになった。
そのうちにテレビで「用心棒」「夕陽のガンマン」が吹き替えで放送されるようになって、彼のかっこよさが少しずつ理解できるようになったという思い出がある。
そして1970年代に入り、「ダーティーハリー」シリーズが始まる。映画館でみたのは「ダーティーハリー2」からだ。のちにテレビシリーズの「スタスキー&ハッチ」に出演されたデビッドソウルが出演したシリーズ。
この映画でマグナムのパワーを知った。またアメリカの刑事たちと犯罪者をとりまく法律の難しさを感じた。この映画が公開後、チャールズブロンソン主演の自警団シリーズがあり、これもアメリカの法律問題に疑問を投げかけたものだったと思う。
そのクリントイースウッドは、「バックトゥザフューチャー3」で名前が出てくるが、これはつまりアメリカにとってもヒーローみたいな存在なんだろうなと思い、ほほえましい。
これといった個性がないことが個性のような男優である。1930年生まれなので、もう82歳。いつまでもお元気に活躍していただきたいと思う。