7月はオリヴィア・ハッセーです2012/07/01 17:42

7月はオリヴィア・ハッセー。僕から見れば、彼女の最初で最後の代表作ともいえるのがフランコ・ゼフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」(略称=ロミジュリ)だな。実はこの後の作品はよく知らないのだ。
この「ロミジュリ」は彼女が17歳の時の作品で、ほぼ僕と同世代の男子ははまったと思うほど、大ヒットした。ウィリアム・シェークスピア原作の古典文学の映画化というだけで、当時は敬遠してしまう僕でしたが、だまされたと思って見てしまったら、古典ではなく現代劇を見ているような錯覚に陥るぐらいに、彼女たちの演技が自然だった。セリフは、原作のままなので、詩の韻律をもっていて、普通の会話ではないのだが、彼女たちから発信される、女の子や男の子の恋愛の演技が素直に直球で伝わってくるような感じだった。
これ以降の作品を考えると、「失われた地平線」「ナイル殺人事件」「復活の日」ぐらいしか思い浮かばない。近年「マザー・テレサ」という作品に出演したが、僕は未見。
このうち「失われた地平線」はミュージカルだ。彼女は出演していたが、あまり印象に残っていないが、この映画の音楽は好きだった。今もiPhoneに偲ばせています。
「ロミジュリ」で日本の男子ははまってしまっていたので、彼女の結婚話も、気になったことがある。初めはディーンマーティンの息子。その後、布施明さんですよ。この時は、聞き違えたのかと思ったほど驚いた。
そしてその後の消息はよくわからなかったが、再再婚したそうだ。
多分今は60歳を超えているだろうが、僕らの中で彼女はいまだに「ロミジュリ」のままでいるのが不思議である。