東北・関東の大地震2011/03/12 11:09

三ノ輪の歩道橋から(北千住方面に歩く人々)
昨日の地震発生時、東京・日本橋にいた。ちょうど、立ち寄っていた事務所のトイレに入っている時だった。
今までとは違う揺れだなと感じた時にはもう遅く、あっというまに激しい揺れに変わった。その事務所の書類がたくさん積まれたスチールの棚が10センチほどせり出し、スチールの骨組みの棚は歪むほどの激しい揺れで、本当に驚いてしまった。
しばらくその事務所にお世話になっていたが、携帯も架線電話も繋がらない状態だったので、一段落した後、上野の妻の家にむかうことにした。電車はすべて運行中止のため、徒歩で出かけることにした。
歩道は、人・人・人でいっぱい。車は大渋滞の中、ところどころでガラスや壁面が崩落しているところがあり、今回の地震の大きさをあらためて実感。
どの人も歩道を歩いて移動していたので、マイペースで歩くことができなく、約1時間半ほどかかって上野にたどり着く。
ここで無事安否を確認後、今度はそこから自宅まで歩く。ちょうど三ノ輪あたりの状態が写真の様子。
歩いて移動している人の中には、これから10キロ以上歩いて帰る人がいた。中には、上野から南浦和まで歩いて帰るという話し声も聞こえてくる。
僕もその中に混じって自宅に向かったが、歩いているうちにわかったことがある。非常事態の時、携帯がつながらないので、歩行者への情報が移動中取得できないのだ。移動している人の中には、ようやくつながった携帯にむかって、「どの電車が動き始めたのか、わかったら教えてくれ」と怒鳴っている声が聞こえてきた。
どの道を使ったら目的地に行けるのか、迷う人もいて、交番は道を訊ねる人でいっぱいだった。自宅まで歩くことをあきらめた人はバス停でバスを待つ人もいれば、車道に出て、自分の目的地を書いた紙を車から見えるようにかかえて、ヒッチハイクの人もついに現れた。
それと公衆トイレも分からない。これも交番で聞く人もいただろうが、やはりコンビニに立ち寄るのがベスト。コンビニはトイレを借りるだけではなく、移動中の食料を調達する人であふれていた。
そうこうして僕はなんとか午後8時過ぎに家にたどりつくことが出来た。

今日になってわかったことは、昨夜は自転車も売れたそうだ。タクシーやバスは道が大渋滞なので機能せしなかったからだろう。でも車道が大渋滞というのも問題。あれでは緊急自動車が通行できないだろう。幸い、今のところ、余震で大きな二次災害がなかったからいいのだが。車で移動しなければ困る人がたくさんいるだろうが、何等かの規制があってもいいのではないかと思った次第。

コメント

_ manicure ― 2017/05/03 16:13

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